#oshiro/城郭記
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Author:#oshiro
―城郭数寄者
城郭(最近は近世が特に…)と数寄建築・茶の湯が好きで、各地のお城や茶室を巡っています。中世城郭も好きですが、今は写真メインで巡ることが多く、土造りの城より石垣が築かれた城に足を運んでいます。
[注意!!]元々理系なため、文章がメチャメチャ下手糞です。と、ここで保険をかけておきます。



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松江城-14/甫庵の鉄砲三段撃ち
松江城-14/甫庵の鉄砲三段撃ち 【松江編 #14】

小瀬甫庵と言えば『信長記(甫庵信長記)』や『太閤記(甫庵太閤記)』を記した
人物で、その面白さから江戸時代には広く読まれたベストセラー歴史作家。

その『信長記』にある長篠の戦いの鉄砲三段撃ちのエピソードは広く知られている。
現に、自分も学校でそう教えられた。

しかし、甫庵の著作は歴史の史料としてはあまり信用できず、また三段撃ちは
創作のため、間違いであると指摘されていているけど、未だにテレビ番組などでは
長篠の戦い時に信長が3000丁を三段撃ちして武田騎馬隊を負かしたと紹介している。

で、松江城がこの小瀬甫庵とどのような関係があるかというと、
関ヶ原の合戦後に堀尾吉晴に仕えていた時期があり、なんと松江城築城の際には、
縄張の担当を行なっている。そんな才能があったのか!!と驚きを隠せないけど…

甫庵は儒学者(軍学者)とも言われているので、兵法に通じていたと思われる。

新井白石が「今の松江の城をば縄張して鱸の名所也とて松江と名付しは甫庵也」と
述べていることから、築城の縄張を担当していたのは小瀬甫庵と認識されている。
ちなみにこの話は別でも取り上げられることがあり、松江の地名誕生の1説として
多く扱われる。松江の地名誕生説には異説が複数あるので、機会があればいつか
記事にしようと思う。

そして、前述した甫庵の鉄砲三段撃ちの考えを立体的に展開させたのが、
松江城の三段の曲輪構成などと説明されていたりする。

三段撃ち2
[Photo]松江城縄張図(写真上が西、下が東、右が北、左が南)

赤く囲った部分が三段の曲輪構成部分。
※囲った上の方は、石垣で構築された帯曲輪が密集していて、
三段以上の構成をしている。

下の広い曲輪が二の丸下の段、そして中央が本丸。この間に中曲輪と呼ばれる
二の丸帯曲輪があり、松江城の東側は石垣で築かれた曲輪が階段状に構成され、
鉄砲隊を重層的に配置することが可能となっている。

三段撃ち1
[Photo]松江城縄張図、三段の曲輪構成部分を拡大(射線方向を加筆)

三段撃ち3
[Photo]二の丸下の段見取図(射線方向を加筆)

と、書いてきたものの甫庵の鉄砲三段撃ちを立体的に展開させた話は、正直専門書と
呼べるほどの本に書いてあった内容ではないので、取って付けたような話しなのだが、
一応こんなのもある程度に紹介してみた。

さて、話題はがらっと変わって、今年の総括的なものを…

今回の記事で、『城郭記』ブログは100話目を迎えることが出来た。

元々、理系なので文章を書くことは非常に苦手なのだけれども、
好きな城について自分の考えや想いを発散できたことは嬉しく思う。

そして、今年は城に対して少し考え方や巡り方に変化が生じてきた。

人間50年(今は80年?)と短い人生の中で訪城出来る城はたかがしれている。
地に着いた生活をしなければ、専門職であれば、うん100という城にも行けるん
だろうけど、一般ピーポーの自分は、あといくつ休みがあって、あといくつ城に
行けるか分からない。

そのため、自分の貴重な時間やお金は無駄に使わないように、城に
プライオリティをつけて訪城計画を立てて巡ることにした。

写真が好きなこともあいまって、当分は土造りの城より石造りの城がメインになりそう。
だから、中世城郭よりは近世城郭に足を運ぶことが多くなるかな。
別に土造りの城を“城”と認めませんと言っているわけではないのでご注意をば。

フォトグラファーになった相方を見習って、カメラの知識と技術を身につけ、自分も
“城郭”フォトグラファーとでも言えるような、人を惹きつける1枚を撮れるように
頑張っていきたい。

とか言いながら、草木ばっかりの写真を撮ってるかも(笑)

来年は101話目から再開します。
しばらくは松江編が続きますが、何卒宜しくお願いします。

以上

今年はここまで。また来年お会いしましょう!!



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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術




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