#oshiro/城郭記
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Author:#oshiro
―城郭数寄者
城郭(最近は近世が特に…)と数寄建築・茶の湯が好きで、各地のお城や茶室を巡っています。中世城郭も好きですが、今は写真メインで巡ることが多く、土造りの城より石垣が築かれた城に足を運んでいます。
[注意!!]元々理系なため、文章がメチャメチャ下手糞です。と、ここで保険をかけておきます。



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松江城-21/TSUBAKI
松江城-21/TSUBAKI 【松江編 #21】

資生堂シャンプー「TSUBAKI」。
これを愛用している人が読者の中にいるのではないだろうか。
毛髪補修成分がある椿油に着目してつくられた製品で、椿の
花言葉には、“女性らしさ”というのがある。
男性なら、花言葉のイメージが重なるモデルを採用したあのCMに
目を奪われる。今回はそんなモデルについて語っていこうと思う。

というのは冗談で、城内に植えられた樹木を今回は見ていく。

「えっ!?樹木って何?城と関係あるの?」と思う人が大半かもしれない。
城と樹木が切っても切れない関係なのはあまり知られていない。

松江の“市の花”をご存知だろうか?
松江市の出身か地元の人でなければあまり知られていないと
思うが、「椿」と「牡丹」の2つである。

「椿」を候補として選んだ理由には、松江市のHPにこう記されている。
歴史的・文化的にも市民生活に根づいた花であり、全市域に自生し
親しまれている。気どらない優美さは落ち着きのある「松江」に
ふさわしい
”、と。

ここでいう歴史的・文化的とは何を指すのか。
松江藩政時代からつばき油を取るための殖産事業として市民生活に
結ばれていること。松江城がある城山に椿谷の名称が残り、椿林が
あること。が挙げられる。

城山にそんな場所があるのか?と思う人がいるかもしれないが、
それもそのはず、松江城石垣が築かれた大手からは想像も出来ない
土造り築城が終わった西側の後曲輪に椿谷と呼ばれる場所がある。

松江20121128_松江城後曲輪園路01
[Photo]松江城内の椿谷

3月頃には、椿まつりというものが開かれるので、ちょうどその時期に
行ったことがある人や地元の人ならよく知る話だろう。

この椿谷の椿にはやぶ椿が多い。ここだけで230本の椿が生えられているそうだ。
ここの園路沿いには後曲輪を守る松江城内郭の西側の防備として土塁
築かれているので見に来たが、ここを訪れる観光客は全くいない。
通勤途中と思われる人が、ここをショートカットして利用していたり、
ワンコくんなどの散歩に利用する地元の人しか見かけなかった。
上の写真を見ても、その静けさを感じていただけると思う。

市内にも有名な椿が複数あり、歴史好きが唸るようなものとすると、
毛利元就が植えたと言う玉椿だろうか…。

お城によく植栽されるものは何だろうか。今は桜の名所になっている城跡が
多く、すぐ思い浮かぶのは“桜”だと思うけど、それは後世植えられたもので、
往時から植えられているものは少ない。津山城では、よく城跡で見かける
保存に尽力した人の解説ではなく、桜を植樹した人の解説板があったりする。

前回の塩見縄手の記事で、竹について少し触れたけど、他にも好んで植えられた
ものはあった。植栽の基本は、“松・竹・梅”だったそうだ。竹についてはもう
前回の記事で触れたからいいとして、残りの松と梅は何に使われたのだろうか。

松は松明松脂が様々な道具作りに使われ、利用価値が高く、どんな悪条件でも
耐えることから、城では多く採用されたそうだ。また、梅に関してはそんなに
重要度は高くないけど、鑑賞用として城内に梅園が造られることがあった。
また、お弁当に入ってくる今や目にするのが当たり前になっている梅干も、
薬効のある兵糧ろして重宝された。

では、松江城内ではどうだったのか。基本の“松・竹・梅”が植えられていたのか
というとそうではなかった。上で触れているが椿が多く、それ以外には樫・竹・楓
が多い。

この4種、実用性が高い。
椿は刀の手入れ油に使われ、樫は槍の柄に用いられ、竹は前述済みだけど弓矢竹槍
などの攻撃に使われるものや虎落竹束などの防御に使われるもの、また目釘として
も使われ、楓はに利用された。カクシミノというのもあるそうだけど、これは
血止め用に使われた。

使えるものは全て使う。
城にあるもの全てが城を守るための防御として使われていたと思うと、
城の見方が今までとガラリと変わるのではないだろうか。

松江城は面白い!!凄い!!と絶賛したい。
そんなことを松江城が聞いたら、「いえいえ、そんなことないですよ」
と言うかもしれない。

椿の花言葉には、“謙遜”も含まれている。

以上

今回はここまで。また次回。




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